人間の身体には、外敵から身を守る免疫細胞があります。この免疫細胞がウィルスや細菌と戦い増殖を抑えます。
しかし、加齢によって免疫機能はおとろえてきます。
最新の研究で、弱った免疫を復活させる有効な方法が発見されました。
そのカギは「細胞のアンテナ」。
人間の細胞の表面には産毛のようなものが生えています。この産毛のようなものが「細胞のアンテナ」です。このアンテナが正常であれば、人間が本来持っている強い免疫力で、病気に強い健康体になります。
一方で、このアンテナが劣化すると自己免疫力が弱まり、体調不良を起こしやすい状態になります。
この「細胞のアンテナ」が「糖鎖」というものです。糖鎖には8種類あります。この糖鎖が、すべての人間の細胞の表面についています。
人間の免疫力が低下するのは、免疫細胞の力が弱まり外敵から身を守るために攻撃出来なくなるのではなく、免疫細胞が外敵に反応しないことが原因と考えられるようになってきました。
人間の体内の「細胞のアンテナ」は外敵が体内に入ってくる場合にそなえて、常にレーダーのように監視しています。そして、体内にウィルスや細菌が侵入すると、アンテナが侵入を察知しSOS信号を発し、免疫細胞へ伝達します。そして免疫細胞は、即座に侵入してきたウィルスや細菌を駆除しはじめます。
この「細胞のアンテナ」は加齢により少しずつ抜けて少なくなっていきます。少なくなるだけでなく、長さも短くなります。そうすると免疫細胞は元気であっても、細胞のアンテナのレーダーの感度が悪くなり、情報を受信できなくなります。その結果、外敵の侵入を察知できず、駆除もできなくなり、身体が病魔に侵される可能性が高くなります。
実は、この短くなった細胞のアンテナを長くし、情報感度をよくし免疫力を上げる食材が、食用ツバメの巣なのです。詳しく言うと、ツバメの巣に含まれているシアル酸です。
ツバメの巣は、自然の食品界でシアル酸含有量が一番豊富です。巣の10% 以上もシアル酸が含まれています。健康食品で有名なローヤルゼリーにもシアル酸は含まれていますが、100g中50mgです。しかし、ツバメの巣のシアル酸含有量は100g中10,000mg。ローヤルゼリーの200倍もあります。
ツバメの巣はヒトアレルギーを抑制する活性を持つ可能性がる。癌への抵抗性やウィルス感染への抵抗性の増強につながる可能性がある。
2016年 埼玉医科大学医学部免疫学教授 医学研究センター長・副学長(当時)
試験報告書より
免疫力を回復させ、コロナやインフルエンザに負けない身体をつくりましょう。